筆者は外出時にカフェや駐車中の車内などで、空き時間を利用してiPhoneでKORG Gadgetアプリを利用して楽曲制作をしています。
前回はリアルなKORG Gadgetのパーカッシブ・クラビ音源を紹介してきました。
KORG Moduleアプリを購入すると、ストリングス・ブラスなどのPCM音源を利用することが可能で、筆者はハウスなどのエレクトロニック・ミュージックに利用しています。
音色としてはPCMシンセに内蔵されていたようなストリングスやブラス、シンセサウンドとなっており、iOSとしてはけっこう質の高いサウンドとなっています。
今回は、ストリングス・ブラス音源 Glasgowの使い方を詳しく説明していきます。
もくじ
目次
この記事の流れです。
KORG Gadget ダウンロード
KORG Gadgetは有料のiPhone、iPadアプリとなっており下記よりダウンロード可能です。
機能限定版で無料のKORG Gadget Leもあります。
Glasgow はKORG Moduleアプリ(有料)をインストールすると利用できるガジェットです。
KORG Gadget Glasgow ガジェットの使い方
早速、KORG Gadget Glasgowの詳しい使い方を説明していきます。
CHARACTER
選択した音色に対応したの4つのパラメーターを設定することが可能です。
設定可能なパラメーターが、各ノブの上にあるディスプレイに表示されます。
「002 :STRINGS PAD」を選択した場合は、CUTOFF、RESONANCE、MOD SPEED、MOD DEPTHを設定することができます。
「006 :BRASS ENS」を選択した場合は、CUTOFF、RESONANCE、EQ FREQ、EQ GAINを設定することができます。
4つのパラメーターを設定することで、音色の印象がけっこう変わりますので、ぜひ再生しながらいろいろな設定を試してみてください。
OUTPUT・ENVELOPE
OUTPUT
アウトプット音量を設定することができます。
ATTACK
エンベロープ・ジェネレーターのアタック・タイムを調整することが可能です。
RELEASE
エンベロープ・ジェネレーターのリリース・タイムを調整することが可能です。
MODULATION EFFECT
MODULATION TYPE
2018年7月現在で、22種類のエフェクトから選択することが可能です。
MODULATION EDIT1・EDIT2
選択したエフェクトによって調整可能なパラメーターが変わりますが、2種類のパラメーターを調整できます。
最大に設定してみて効果を確認した後、徐々に下げて調整していくのがおすすめです。
AMBIENT EFFECT
AMBIENT TYPE
2018年7月現在で、8種類のアンビエントエフェクトから選択することが可能です。
AMBIENT EDIT1・EDIT2
選択したエフェクトによって調整可能なパラメーターが変わりますが、2種類のパラメーターを調整できます。
WAVE VARIATIONS
2018年7月現在で、ストリングス、ブラス、シンセサウンドなど31種類のプリセットから選択することが可能です。
デモ音源
今回はビートルズの名曲風のイントロをストリングスでベタ打ちしてみました。
Glasgowを3トラック設定して、ベース、コード、メロディの打ち込みを行いました。
ベーストラックは、「002 :STRINGS PAD」のプリセットを選択して、ルートとアプローチノートの打ち込みを行いました。
コードトラックは「000 :STRINGS」のプリセットを選択しました。
メロディートラックも「000 :STRINGS」のプリセットを選択しました。
全てベロシティ一定のベタ打ちとなっています。
上記打ち込んだデモ音源をSoundCloudにアップしました。
まとめ
Glasgowガジェットは、CHARACTERで表示される4つのパラメーターの調整や、音を切るタイミング、ベロシティなど、細かく打ち込んでいけばかなり使えるストリングス・ブラス音源となっており、エレクトロニック・ミュージックにおすすめですので、ぜひ試してみてください。
KORG Gagdetのリアルなクラビ音源は下記参照してください。
KORG Gagdetの分厚いリード音源は下記参照してください。