筆者は外出時にカフェや駐車中の車内などで、空き時間を利用してiPhoneでKORG Gadgetアプリを利用して楽曲制作をしています。
前回は抜けの良いKORG Gadgetのストリングス・ブラス音源を紹介してきました。
筆者は、分厚いリードシンセとして直感的に使えるガジェットの「Brussels」をエレクトロニック・ミュージックによく利用しています。
非常に簡単に設定していくことが出来るのとユニゾン音色が本当に厚い音なので、埋もれないリードラインを打ち込むことが可能で、かなりおすすめです。
今回は、リードシンセ音源 Brusselsの使い方を詳しく説明していきます。
もくじ
目次
この記事の流れです。
KORG Gadget ダウンロード
KORG Gadgetは有料のiPhone、iPadアプリとなっており下記よりダウンロード可能です。
機能限定版で無料のKORG Gadget Leもあります。
KORG Gadget Brussels ガジェットの使い方
早速、KORG Gadget Brusselsの詳しい使い方を説明していきます。
PERFORMER
PUMP
パンプエフェクトの深さを設定することが可能です。
ハウスなどでは、4つ打ちのバスドラムを鳴らしてパンピングの量を設定するのがおすすめです。
REPEAT
リピートエフェクトの深さを設定することが可能です。
直感的にスライダーで設定可能で、印象も変化しますのでぜひいろいろ試してみてください。
GENERATOR
GLIDE
グライドの移行時間を設定することが可能です。
BOTTOM
サブオシレーターの音量を調整することが可能です。
深くかけるとガラッと印象が変わりますので、ぜひ試してみて下さい。
TWIST
オシレーターへのピッチモジュレーションの深さを設定することが可能です。
DIFFUSE
オシレーターの広がりを設定することが可能です。
FILTER
フィルターのカットオフ周波数を設定することが可能です。
OUTPUT
アウトプットの音量を設定することが可能です。
REVERB
他のガジェットはアンビエントエフェクトを複数選択可能になっているものが多いですが、リバーブのみシンプルな操作性となっています。
TONE
リバーブのトーン音色を設定することが可能です。
LEVEL
リバーブの音量を設定することが可能です。
SOUND PROGRAM
サウンドプログラムとして、2018年7月現在で16種類のプリセットから選択することが可能です。
デモ音源
「Brussels」でリードシンセを打ち込み、ドラム音源の「London」とポリフォニック・シンセサイザー音源の「Phoenix」をあわせて打ち込みました。
「Brussels」のサウンドプログラムとしては「01: Pumper」を選択しました。
スケールとしてはFドリアンとしており、GLIDE効果を得るためにMIDIデータとしては、前の音に重ねて打ち込みを行っています。
「London」のサウンドプログラムとしては「06: SUCKAPUNCH」を選択しました。
4つ打ちのバスドラムにハイハットを2拍4拍裏に入力しています。
「Phoenix」のサウンドプログラムとしては「38: S&H Beater」を選択しました。
16分で細かく打ち込みを行っています。
BrusselsのみのトラックをSoundCloudにアップしました。
Brusselsのトラックにドラム音源の「London」とポリフォニック・シンセサイザー音源の「Phoenix」をあわせた音源をSoundCloudにアップしました。
まとめ
Brusselsガジェットは、パンプエフェクトやリピートエフェクトの設定、サブオシレーターの音量やピッチモジュレーションの深さど、けっこう派手に設定しても、かなり存在感のあるリードシンセ音源となっており、エレクトロニック・ミュージックにおすすめですので、ぜひ試してみてください。
KORG Gagdetのパンチあるベースシンセ音源については下記参照してください。
KORG Gagdetのストリングス・ブラス音源は下記参照してください。