筆者は外出時にカフェや駐車中の車内などで、空き時間を利用してiPhoneやiPadアプリを利用して楽曲制作をしています。
前回は、KORG iDS-10アプリのアナログ・シンセサイザーの基本的な音色の設定方法、打ち込み方法を詳しく説明しました。
アナログ・シンセサイザー音色を直感的に作っていけるので、慣れると本当に楽しいです。
今回は、直感的かつ簡単に音色を作っていけるKORG iDS-10アプリのアナログ・シンセサイザーのパッチング機能とエフェクトの設定方法を画像付きで詳しく説明していきます。
もくじ
目次
この記事の流れです。
KORG iDS-10 アプリ ダウンロード
KORG iDS-10はiPhone・iPad向けの有料アプリとなっており、下記よりダウンロード可能です。
パッチング機能・エフェクト機能の設定方法
早速、アナログシンセサイザーのパッチング機能の設定方法を説明していきます。
出力する波形選択
パッチングする波形を6種類から選択可能です。
TRI
三角波を出力することが可能です。
SAW
ノコギリ波を出力することが可能です。
SQU
矩形波を出力することが可能です。
S＆H
サンプル&ホールドのランダムな波形を出力することが可能です。
EG
EGを出力することが可能です。
VCO2
オシレーター2を出力することが可能です。
MG FREQ・SYNC
MG FREQ
モジュレーションの周波数を設定することが可能です。
SYNC
オシレーター1とオシレーター2のピッチを同期させることが可能です。
パッチ設定
選択した波形をドラッグ&ドロップで上記6種類のディスティネーションに接続することが可能です。
VCO PITCH IN
オシレーター1とオシレーター2のピッチを変調させる量を設定することが可能です。
三角波をVCO PITCH INにパッチング接続してみました。
前回SoundCloudにアップしたシンセサイザー1に上記パッチングを行ったものを再度SoundCloudにアップロードしました。
かなり分かりやすくかけましたので、ピッチが変調しているのが分かるかと思います。
VCO1 PITCH IN・VCO2 PITCH IN
オシレーター1のみのピッチを変調させる量、オシレーター2のみのピッチを変調させる量を設定することが可能です。
それぞれ個別でパッチング接続することが可能なので、かなり複雑なモジュレーションを行うことが可能です。
VCO PWM IN
オシレーター1のパルス幅を変調させる量を設定することが可能です。
ノコギリ波をVCO1 PWM INにパッチング接続してみました。
前回SoundCloudにアップしたシンセサイザー1に上記パッチングを行ったものを再度SoundCloudにアップロードしました。
CUT OFF IN
フィルターのカットオフを変調させる量を設定することが可能です。
VCA IN
音量を変調させる量を設定することが可能です。
それぞれ個別にパッチングしていくこともできますので、複雑なモジュレーションをかけることができます。
ぜひ時間があるときに、いろいろな波形をパッチング接続して試してみて下さい。
シンセサイザーのエフェクトの設定方法
次に、アナログシンセサイザーのエフェクト機能の設定方法を説明していきます。
エフェクトは5種類から選択することが可能です。
DELAY
ディレイを設定することが可能です。
HALL
ホールリバーブを設定することが可能です。
ROOM
ルームリバーブを設定することが可能です。
CHO/FLG
コーラス・フランジャーを設定することが可能です。
EQ
イコライザーを設定することが可能です。
EDIT 1・EDIT 2
設定した各エフェクトの2種類のパラメーターを設定することが可能です。
設定可能なパラメーターはエフェクトごとに異なるため、MIDIで打ち込みを行った後、再生しながらツマミをグリグリ動かしてみてください。
まとめ
KORG iDS-10アプリのアナログ・シンセサイザーは直感的な操作でパッチング機能をどんどん試していくことが可能なので、非常に楽しく初心者の方にもおすすめです。
いろいろなパッチングを組み合わせることで、かなり複雑なモジュレーションを行うことが可能です。
ディレイやリバーブ、コーラスなどのエフェクトと組み合わせも、ぜひいろいろ試してみて下さい。
KORG iDS-10 のボイス・シンセサイザーの使い方は下記参照してください。
KORG iDS-10 シンセサイザーの基本的な音色の設定方法、打ち込み方法は下記参照してください。
