筆者は外出時にカフェや駐車中の車内などで、空き時間を利用してiPhoneでKORG Gadgetアプリを利用して楽曲制作をしています。
前回はチップチューンやゲームサウンドに使えるガジェットを紹介してきました。
KORG Gadgetの「Helsinki」は、パッドサウンドガジェットとなっておりチルアウトや生楽器系の音楽に相性が良いガジェットとなっています。
筆者は、ローファイなサウンドを楽曲のスパイスとしてけっこう使うことがあり、曲の雰囲気を変えることが出来ますのでおすすめです。
今回は、この「Helsinki」ガジェットの詳しい使い方を説明していきます。
もくじ
目次
この記事の流れです。
KORG Gadget ダウンロード
KORG Gadgetは有料のiPhone、iPadアプリとなっており下記よりダウンロード可能です。
機能限定版で無料のKORG Gadget Leもあります。
KORG Gadget Helsinki ガジェットの使い方
早速、KORG Gadget Helsinkiの詳しい使い方を説明していきます。
LOFI
FREQ
周波数とサウンドの粗さを設定することが可能です。
MIX
元のサウンドとエフェクト音のミックス量を設定することが可能です。上のFREQをある程度決めて設定したあと、MIXで調整するのがおすすめです。
REVERB
TIME
リバーブの反響時間を設定することが可能です。
LEVEL
リバーブの音量を設定することが可能です。
OUTPUT
マスターアウトプットの音量を設定することが可能です。
GENERATOR
WAVE
オシレーターの波形を三角波、ノコギリ波、矩形波から選択することが可能です。
LOW・HIGH
オシレーターの低音域、高音域の音量を調整することが可能です。
HIGHER
オシレーターの超高音域の音量を調整することが可能です。
NOISE
ノイズの音量を調整することが可能です。
上述したLOFIのFREQとこのNOISEの設定を行うことで質感がかなり変化しますのでぜひ試してみてください。
FILTER
TYPE
フィルターのタイプをローパスフィルター、バンドパスフィルター、ハイパスフィルターから選択することが可能です。
FREQ
フィルターのカットオフ周波数を設定することが可能です。
RESO
フィルターのレゾナンスを設定することが可能です。
ENVELOPE
アタックタイム、ディケイタイム、サステインレベル、リリースタイムを設定することが可能です。
SOUND PROGRAM
プリセット音色として、2018年10月現在で36種類のサウンドプログラムが用意されています。
デモ音源
デモ音源として、「Helsinki」ガジェットを3トラックとRecifeを1トラック打ち込みを行いました。
「Helsinki」の1トラック目は、1小節ごとの全音符を、Cドリアンスケールで打ち込んでいます。プリセットとしては、「001： Interstellar」を選択しています。
「Helsinki」の2トラック目も、Cドリアンスケールでアルペジオを打ち込んでいます。
プリセットとしては、「03： Chillwave」を選択しています。
「Helsinki」の3トラック目も、Cドリアンスケールでアルペジオを打ち込んでいます。
プリセットとしては、「08： Git Pull」を選択しています。
「Recife」のドラムトラックはかなりシンプルに打ち込んでいます。
プリセットとしては、「29： Chillout」を選択しています。
SoundCloudにアップしました。
1トラック目から4トラック目まで順番にトラックが追加されるようにデモを作成しましたので、聴いてみてください。
まとめ
KORG Gadgetの「Helsinki」は、LOFIのFREQとNOISE等の設定を行うことで、チルアウト系や生楽器系の音楽にあうパッドサウンドを作ることができるガジェットとなっています。
楽曲のスパイスとしてかなり使えるガジェットとなっていますので、ぜひ使ってみてください。
スペイシーなサウンドガジェットは下記参照してください。
アコースティックピアノ音源として、下記ガジェットがおすすめです。
