筆者は外出時にカフェや駐車中の車内などで、空き時間を利用してiPhoneでKORG Gadgetアプリを利用して楽曲制作をしています。
前回、前々回とリアルなKORG Gadgetのアコースティックドラム音源とアコースティックベース・エレクトリックベース音源を紹介してきました。
「Gladstone」や「Madrid」ガジェットと合わせて、アコースティックな楽曲を作るのに適したグランドピアノガジェット「Salzburg」がiPhone・iPadアプリで使える音源としてはかなりリアルでおすすめです。
また、筆者は「Salzburg」をハウスなどクラブミュージックにも使っていますが、リアルな音がアクセントになるので重宝しています。
今回は、この「Salzburg」の詳しい使い方を説明していきます。
もくじ
目次
この記事の流れです。
KORG Gadget ダウンロード
KORG Gadgetは有料のiPhone、iPadアプリとなっており下記よりダウンロード可能です。
機能限定版で無料のKORG Gadget Leもあります。
SalzburgはKORG Moduleアプリ(有料)をインストールすると利用できるガジェットです。
KORG Gadget Salzburg ガジェットの使い方
早速、KORG Gadget Salzburgの詳しい使い方を説明していきます。
Equalizer
Low、Mid、Highのつまみで低音域、中音域、高音域を調整することが可能です。
かなり大胆に調整してもピアノの音色として破綻しないので、エレクトロニックミュージックなどで使う場合にはいろいろ試してみてください。
Character・Output
Damper / Layer Level
ダンパー・ペダルを踏んだときの共鳴の仕方や、レイヤーされているサウンドの音量を調節することが可能です。
MIDIキーボード microKEY Air のSustainボタンがダンパー機能を実現します。また、37鍵以上であれば別売りのダンパーペダルを接続することができるのでおすすめです。
Release Time
リリースタイムを設定することが可能です。
Output
アウトプット音量を設定することが可能です。
Modulation Effect
Type
2018年6月現在で、22種類のエフェクトから選択することが可能です。
Edit1・Edit2
選択したエフェクトによって調整可能なパラメーターが変わりますが、2種類のパラメーターを調整できます。
最大に設定してみて効果を確認した後、徐々に下げて調整していくのがおすすめです。
Ambient Effect
Type
2018年6月現在で、8種類のアンビエントエフェクトから選択することが可能です。
Ping Pongディレイ、BPMディレイがクラブミュージックにおすすめですので、ぜひ試してみて下さい。
Edit1・Edit2
選択したエフェクトによって調整可能なパラメーターが変わりますが、2種類のパラメーターを調整できます。
Sound Program
2018年6月現在で、24種類のプリセットから選択することが可能です。
デモ音源
前回、前々回のGladstoneガジェット、Madridガジェットと合わせて打ち込んだピアノのコードです。
プリセット音色としては、デフォルトの「005 Light Touch Grand」を選択しました。
1小節目から4小節目は、Fmコードとしてマイナー3度、5度、♭7度を中心に打ち込みました。
5小節目から8小節目は、B♭7コードとして3度、5度、♭7度を中心に打ち込みました。
Salzburgガジェットのみ打ち込んだデモ音源をSoundCloudにアップしました。
アコースティックドラム音源の「Gladstone」ガジェットとアコースティック&エレクトリックベース音源の「Madrid」ガジェットをあわせて打ち込んでみました(前回、前々回記事でアップした音源と同様です)
まとめ
Salzburgガジェットは、ベロシティなどをきちんと打ち込んでいけば生っぽく打ち込めるピアノ音源で、ダンスミュージックにも適していると思います。
KORG Gadgetはダンスミュージック系の音源が多いですが、アコースティックな音楽も作ることができますので、ぜひぜひ試してみて下さい。
リアルで暖かみのあるオルガンガジェットは下記参照してください。
チルアウト系にあうパッドサウンドガジェットは下記参照してください。
リアルなアコースティック・エレクトリックベースガジェットは下記参照してください。