筆者は外出時にカフェや駐車中の車内などで、空き時間を利用してiPhoneでKORG Gadgetアプリを利用して楽曲制作をしています。
前回はリアルなKORG Gadgetのヴィンテージ・オルガン音源を紹介してきました。
KORG Moduleアプリを購入すると、クラビ音源を利用することが可能で、筆者はファンクやR&B、ハウスなどに利用しています。
音色はピックアップ、フィルター、ミュートなど設定可能で、70年代サウンドを楽曲に入れるのに適していて、iOSとしてはかなりリアルな音源となっています。
今回は、クラビ音源 Firenzeの使い方を詳しく説明していきます。
もくじ
この記事の流れです。
KORG Gadget ダウンロード
KORG Gadgetは有料のiPhone、iPadアプリとなっており下記よりダウンロード可能です。
機能限定版で無料のKORG Gadget Leもあります。
Firenze はKORG Moduleアプリ(有料)をインストールすると利用できるガジェットです。
KORG Gadget Firenze ガジェットの使い方
早速、KORG Gadget Firenzeの詳しい使い方を説明していきます。
FILTER
PRESENCE
クラビサウンドの高音域のプレゼンスをオン・オフします。
TREBLE
クラビサウンドの高音域をオン・オフします。
MEDIUM
クラビサウンドの中音域をオン・オフします。
BASS
クラビサウンドの低音域をオン・オフします。
PICKUP・MUTE
PICKUP
A/B、C/Dのピックアップの組み合わせでいろいろな音に変化します。
再生しながら切り替えてみて、イメージに合う音色を探すのがおすすめです。
MUTE
ミュートのかかり具合を設定可能です。
筆者は、ミュート多めのパーカッシブなクラビを使うことがけっこう多いです。
KEYOFF NOISE
キーオフのときに鳴るノイズの量を調整します。
派手なファンクには少し多めに設定するとそれっぽい雰囲気がします。
MODULATION・AMBIENT EFFECT
MODULATION TYPE
2018年6月現在で、22種類のエフェクトから選択することが可能です。
オートワウやフランジャーをやり過ぎに聞こえない程度にかけるのがおすすめです。
MODULATION EDIT1・EDIT2
選択したエフェクトによって調整可能なパラメーターが変わりますが、2種類のパラメーターを調整できます。
最大に設定してみて効果を確認した後、徐々に下げて調整していくのがおすすめです。
AMBIENT TYPE
2018年6月現在で、8種類のアンビエントエフェクトから選択することが可能です。
AMBIENT EDIT1・EDIT2
選択したエフェクトによって調整可能なパラメーターが変わりますが、2種類のパラメーターを調整できます。
OUTPUT LEVEL
アウトプットの音量を調整することが可能です。
SOUND PROGRAM
2018年6月現在で、10種類のプリセットから選択することが可能です。
デモ音源
今回も前回と同様に、Gladstoneガジェット、Madridガジェットと合わせて打ち込んだクラビのコードです。
メロディはベタ打ちで、Polyphonic PCM SynthesizerのMarseilleでエレキギターの音色としました。
コード進行としては、70年代ジャズファンクの名曲を打ち込んでいます。
プリセット音色としては、「Wah Clav」を選択しました。
イントロ8小節と、続く4小節はFm7コードで、上記2音ずつのフレーズを打ち込みました。
続く4小節はD♭7コードで、上記2音ずつのフレーズを打ち込みました。
最後の4小節はDm7コードで、5度、7th、11thを打ち込みました。
Firenzeガジェットのみ打ち込んだデモ音源をSoundCloudにアップしました。
Gladstoneガジェット、Madridガジェット、Marseilleガジェットと合わせて打ち込んだデモ音源です。
まとめ
Firenzeガジェットは、ミュート量の調整や音を切るタイミング、フィルター設定など、細かく打ち込んでいけば生っぽく打ち込めるクラビ音源となっており、ファンクやR&Bなどにおすすめです。
KORG Gadgetはダンスミュージック系の音源が多いですが、アコースティックな音楽も作ることができますので、ぜひぜひ試してみて下さい。
KORG Gagdetのリアルなオルガン音源は下記参照してください。
KORG Gagdetの抜けの良いストリングス・ブラス PCM音源は下記参照してください。