筆者は電車に乗っているときなどの外出時に、iPhoneでKORG Gadgetアプリを利用して、DTMを楽しんでいます。
以前に、セミモジュラータイプシンセサイザー「DUBLIN」ガジェットでベースを打ち込む方法を説明しましたが、ベースガジェットとして今回紹介する「Chicago」も使うことが多いです。
「Chicago」は、音も非常によくアシッドハウス系のベースガジェットで、かっこいいベースを打ち込むことが可能です。
今回は、Chicagoガジェットの詳しい使い方を説明していきます。
もくじ
目次
この記事の流れです。
KORG Gadget ダウンロード
KORG Gadgetは有料のiPhone、iPadアプリとなっており下記よりダウンロード可能です。
機能限定版で無料のKORG Gadget Leもあります。
KORG Gadget Chicago ガジェットの使い方
早速、Chicagoガジェットの詳しい使い方を説明していきます。
OSCILLATOR(オシレータ)
オシレーターのWAVEは、ノコギリ波、矩形波の割合を調整することができます。
グライドで次の音に移行する時間を設定可能です。
ENVELOPE(エンベロープ)
アタック、ディケイ、サステイン、リリースのレベルを設定することが可能です。
ARPEGGIATOR(アルペジエーター)
ONボタンで、アルペジエーターをオン・オフします。
アルペジオの範囲を、1オクターブ、2オクターブ、FULLより選択可能です。
MODEスイッチで、アップ&ダウン、アップ、ダウンより選択可能です。
アルペジオのスピードを、1/2~1/32まで選択することができます。
FILTER(フィルター)
CUTOFFノブでフィルターのカットオフ周波数を設定可能です。
PEAKノブでフィルターのレゾナンスを、ENVノブでEGのカットオフ周波数の変化量を調整可能です。
BITEノブでドライブの度合いを、GNAWでフィルターインプット時の周波数変化をさせることが可能です。GNAWは分かりづらいので再生しながらノブを調整してみてください。
AMPLIFIER(アンプ)
エンベロープソースをENV、GATEより選択します。
LEVELノブでレベルを調整可能です。
EFFECT
11種類のエフェクトより選択することが可能です。
右横のノブ2つは、選択したエフェクトによって調整可能なパラメーターが変わります。
SOUND PROGRAM
初めのうちは、自分の使いたい音色のプリセットを選択したあと、上述した設定の微調整を行うのがおすすめです。
2018年05月現在、ファクトリー1プリセット、ファクトリー2プリセット合計で80以上のプリセットが入っていますので、時間があるときに選択して、各種設設定を確認してみてください。
デモ音源
ドラムガジェット、シンセガジェットとChicagoを5分程度で簡単に打ち込んでみました。
ドラムガジェットとして、「Recife」を使用しました。
単純な4つ打ちのキックドラムとして、Swingを20%として少し跳ねさせています。
シンセガジェットとしては、ポリフォニックシンセサイザーの「Phoenix」を使用しました。
4小節全て同じリズムで打ち込んでいます。
ルート、3度、5度のシンプルなコードでMIDI入力しています。
Chicagoガジェットの音色として、プリセットの「13:Acid Lab 1」を選択しました。
1小節目、2小節目はCmでベース音の切るタイミングを1部伸ばしています。
1小節目を2小節目にそのままコピーしました。
1小節単位でコピーする方法は下記記事を参照してください。
3小節目は、F2とD#2を同じリズムで打ち込みました。
4小節目は、GメジャーとしてD2、G1を同じリズムで打ち込みました。
まとめ
サウンドクラウドにデモ音源をアップしましたので、参考にしてみてください。
Chicagoはアシッドハウス系のベースを楽曲に入れるのに、筆者も重宝しているガジェットとなっていますので、ぜひ使ってみて下さい。
KORG Gadgetでドラムトラックを作成する方法は下記参照してください。